■皆・P管財
対談 代表取締役 北端 秀行
ゲスト 清水 章吾(俳優)
〜単に「物」の販売だけではなく「人」「物」「街」「心」の”再生”を目指す。〜
清水: こちらでは破産管財物件の不動産を扱っておられると伺いました。
北端: もともと普通の不動産仲介業の会社に勤めていたのですが、それだけでは何か物足りないと感じ、破産管財物件を扱う会社に再就職、その後5年ほどしてから独立し2年ほどが経ちました。現在は同じ不動産でも破産管財物件、競売物件、任意売却物件、相続物件、事故物件など一般に扱われない物件を得意として手がけております。
清水: 破産管財物件を扱う面白さは。
北端: 面白さと言うより「やり甲斐」ですね。破産にまで至った人は精神的にもどん底まで落ち込んでいて、「これからどうしたらいいのか」という思いでいっぱいですが、そういう人を励ましてマイナスから再スタートするより一からでも再スタートできるようにベストを尽くして差し上げるのが我々の仕事です。例えば一般的に不動産を競売にかけられると低い評価しかされませんが、任意売却なら周りにも知られず、まともな評価で処分が出来ますので「マイナスをとるか、一以上をとるか考えてみましょう」とご提案することからスタートするのです。
清水: その場合はまず相手に胸襟を開いていただく必要がありますね。
北端: そうですね。お話を聞いているうちに、目の前でご家族同士が喧嘩されることもあるのですが、それは逆に心を許してくれているのだと思っています。話だけでなく、具体的な支援策--競売になった時の住まいのお世話など、お客様の不安な気持ちや不幸を少しでも軽減できるような処置を講じています。
清水: 今後も一から再スタートする人のために専門性を生かした提案を続けてください。 |